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2016年07月

看板設置を確認!

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今朝下板橋付近を通ったところ、
以前紹介した池袋本町3丁目の道路用地に看板が設置されているのを発見しました。


その他、道路予定地に含まれている場所で家屋の解体が2件、駐車場が閉鎖されて緑のフェンスで囲まれた土地が1件現れたのを確認しました。
いずれも6月に見回った時には無かったものなので、この1か月の間に行われた、もしくは行われている工事ということになります。
結構速いペースで進んでいますね。

ある程度まとまったら73号線の用地取得の状況をレポートしたいと思います。

補助第83号線 (その1)環七以北(清水坂)

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補助第83号線の現状についてレポートしていきたいと思います。
都の資料によると『補助第83号線は、北区滝野川二丁目から北区赤羽西三丁目に至る延長約2.6キロメートルの都市計画道路です。』とのことです。
北から見ると、赤羽西三丁目の73号線との交差点から南へ向かってスタートし、東十条の少し西側を通り、北区役所前を通り、王子駅の西側で明治通りと合流したところがゴールとなります。

今回は、赤羽西から環七交差部の手前までを紹介します。

[全体図] 数字の1~6が今回の撮影ポイントです。

現道は清水坂と呼ばれる長~い坂道となっています。自転車で通る場合、登りは非常にきつく、下りはとてもスピードが出るため危険で、ちょっとした難所といえる道です。
今回紹介する箇所は事業が開始されておらずスペックなどの詳細が公表されていませんが
環七以南の事業が開始されている部分の資料から推測すると、
幅員は標準部で20m、環七との交差部で30m。標準部は車道2車線と自転車レーンと歩道で構成されるものと思われます。

(1)73号線との分岐点

補助第83号線の北端部分です。
右側の、白とグレーのストライプ柄の建物を挟んで右側が73号左側が83号線となります。
少し下り坂となって、埼京線をアンダーパスします。
この辺りはおおむね敷地が確保されているように見えます。

(2)埼京線通過後の地点

埼京線を潜り抜けると上り坂になります。
ここからしばらくは線路沿いを通るので沿道の片側(西側)のみが道路用地となります。
この撮影ポイントの左側はコトニア赤羽という子育て支援・高齢者福祉複合施設があります。
以前はお風呂屋さんだったと記憶しています。
右側はとある企業さんの会社建物がありますが敷地の半分ほどが道路用地にかかっています。

(3)あじさい荘付近

北区の特別養護老人ホーム清水坂あじさい荘(右側の黄色い建物)付近です。
建物はあらかじめ道路用地を避けて建てられており、予定地部分は一時的に緑地として整備されています。

(4)北区八幡山

右側に見える緑地は小さな山になっていて若宮八幡神社という神社があります。
道路沿いは児童公園となっており、その部分が道路用地となっています。
がっしりとした石垣があり、神社の載った山もあるのでここの土木工事は大変そうです。
八幡様ごめんなさい・・・

(5)上り坂とS字カーブ

少しカーブしてこの辺りからJRの線路から離れます。
ここからは沿道両側に道路用地がかかってきます。
西側はやや小高くなっており高低差の処理が難しそうな箇所がいくつか見受けられます。

(6)環七交差点北

この先で環七と交差します。都市計画図をみるとこのあたりの幅員が広がっており30mほどあると推測されます。
図面には立体交差するような線が描かれていますが、現時点ではオーバー、アンダーパスのいずれになるかはわかりません。
地形からすると83号線がアンダーパスした方が上下の移動が少なくて済むように思えます。


以上、補助第83号線、環七以北の紹介でした。
空き地の存在や高層建物の建てられ方から、全長の半分程は道路建設を見込んだ作りとなっていることがわかりました。
次回は環七を渡り、事業着手された区間に入ります。

補助第73号線の近況(赤羽西)

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いったん振り出しにもどって、73号線の出発地点の赤羽西エリアの近況を報告します。

googleマップによる全体図(1440x2480 pixel)

7/12に(1)~(5)の地点を撮影しました。
(1)の赤い図形で示した部分はまだ取得が完了していない箇所です。

(1)補助第73号線 赤羽西北端部分

用地取得された緑フェンスの土地とその奥の未取得用地です。
東京都第六建設事務所の資料に「補助第73号線(赤羽西) ・用地取得率…99%」とあるのはおそらくこのあたりのことだと思われます。

(2) (1)から少しだけ南にいったあたり

ここから先は用地取得がすべて完了しています。
道路の西側部分は歩道が整備されています。
東側部分は7/7まで水道工事が行われていましたが現在は完了して工事はひと段落している状態です。

(3)補助第86号線との交差部

赤いアミカの看板が見える場所には補助第86号線(赤羽西)の建設が予定されています。
特定整備路線 補助第86号線(赤羽西)の事業に着手します(平成27年2月24日)


(4)73号線赤羽西中間付近

このあたりも水道工事が完了しています。

(5)73号線赤羽西南端

建物の解体工事が行われていました。
地図で見る限り道路計画線がかかっているか微妙なところなので、道路建設による解体なのかは現時点ではわかりません。
信号から先は補助第83号線となります。

次回は補助第83号線の特集をしてみようと思います。

補助第73号線 (その13)池袋本町その3(川越街道交差点)

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いよいよ補助第73号線特集のラスト
池袋本町商店街付近から川越街道へ至るまでのエリアの紹介です。

今回は前回からだいぶ間があいてしまいましたが、その間に3カ所の取得用地を発見するとこができました。いずれも今年の春以降フェンスが設置されたばかりで、ごく最近出現したものです。

俯瞰地図です。今回は道路予定地内の取得用地や、空き地、現道を色分けして塗ってみました。
上のほうを左右に走っているのが首都高速5号池袋線と川越街道です。
川越街道の上側(南側)は劇場通りと呼ばれている、補助第73号線の完成個所です。

駐車場や私道はもちろん買収の必要がある土地ですが、上物が建っていないため、
建物が建っている土地よりは取得が容易だろうということで色を塗っています。
この中では□2と3の場所が取得された土地です。

下板橋駅付近の俯瞰です。"補助第73号線(その11)"で掲載した地図に追記したものです。

この中では□1の場所が取得された土地です。
(その11)を書いた時点ではまだ緑のフェンスは設置されていませんでした。
空き家状態で富国住宅?鰍フ管理物件だったようです。


(1)今回紹介する1か所目の取得用地です。

6/27~6/28にかけてフェンスの設置工事が行われた敷地です。
ストリートビューでこの場所を確認すると2016年1月時点ではまだ建物が建っていました。
三角コーンが2つ置いてある所にはおそらく「道路予定地」の看板が立てられるのでしょう。

(2)2か所目の取得用地です。

(1)からずーっと飛んで池袋本町2丁目の木造密集地内です。
左側の緑のフェンスで囲われた敷地と、その奥の写真の中央を占める土地も最近更地になりました。
この辺りは区画整理がきちんとされておらず4mの接道条件を満たして無いのでは?と思われる住宅が何軒もあります。

(3) (2)を別の角度から見たものです。

ストリートビュー2016/1月を見るとまだ工作物が存在していました。
現在はこのように、手前の土地と奥の緑のフェンスの土地の2敷地が更地になっています。

(4)サンクス池袋本町1丁目店そば駐車場

ここは何年も前からずっと建物が建っていません。
タイムズの駐車場として利用されています。

(5)池袋本町中央商店会、読売新聞販売センター付近

この通りは雑司ヶ谷道と呼ばれ商店街が形成されています。
基本的には通りの西側が道路用地となっていますが
ここだけ東西両沿道が用地にかかっています。
写真の左側沿道の建物は4,5階建てのものが連続して建っていますが
面白いことに、道路用地にかかっている部分だけ階数が低く作られています。
GoogleEartgで確認すると、沿道の建物形状からおおよその道路形状が浮かび上がってきます。

(6)3か所目の取得用地です。

2016年の3月にフェンスが出現しました。
もともとは3棟並んだ建売住宅だったようですが、そのうちの真ん中の物件だけ先に空き地になりました。
ストリートビュー2016年1月にはちょうど更地にする工事の様子らしきものが写っています。

(7)池袋本町中央商店会の重林寺入口

もう少しで川越街道に出るあたりです。
雑司ヶ谷道はここから先南東側にカーブするので73号線とはここで分かれます。
73号線はそのまま住宅を突き抜けて南進し川越街道沿いのデニーズのすぐ横に出ます。

(8)重林寺参道

撮影時は三月末で桜が見事に咲いていました。
手前の重林寺の石碑から写真屋さんまでが道路予定地となっています。
桜並木は残ります。

(9)池袋本町2丁目川越街道沿い

とうとう川越街道に出ました!
左端にデニーズ、右側にラーメン一秀がありますがそれぞれギリギリかからないか、
わずかにかかるかといったところで、その両者に挟まれた
交番からミシュランタイヤの看板のあるタイヤ屋さんまでは完全に道路予定地にかかっています。
長らくこの交差点はT字路でしたが、73号線開通の暁には晴れて十字路になります。

(10)劇場通り

補助第73号線の完成箇所です。
幅員が広いわりに、直進部の車線は2車線しかなく、歩道が広く取られているので歩きやすい道となっています。大きな街路樹が植わっていて、沿道の住環境も割と良好なようでスタイリッシュな外見のマンションが多く目につきます。
この道を南進すると、通りの名前の由来である東京芸術劇場が左手側に見えてきます。
中山道から川越街道までの区間が開通すれば、池袋駅西口まで一本の道で行けるようになります。
山手通りや、川越街道の混雑解消に役立つこの道が一日も早く開通することを願って、この特集を締めくくらせてせていただきます。

次の記事:補助第73、82号線 用地取得状況まとめ(2016年10月)
前の記事:補助第73号線 (その12)池袋本町その2(補助第82号線交差点付近)

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