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2017年01月

補助第73号線 池袋本町の用地取得状況(2017年1月)

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補助73号線についての初めての記事を書いてから丸一年が経ちました。

そのころはまだ、赤羽西エリアで延々と続いている道路工事のことを調べてみようくらいの話だったのですが、調べていくうちにこれが完成すればとても便利な道路になるぞ!もっと先まで現地調査してみよう!と少しづつ街を探検していき当初の想定よりも長い連載記事になりました。

ただそのような記事を書きつつも、あぁこんなに建物が建ってるんじゃ道なんて当分出来っこ無いなと現実を実感し、良い夢見させてもらった、くらいで終わるつもりでいました。

そんな感じでのんびりと連載記事を書き続け、桜が散って春が過ぎ梅雨の時期になった頃、池袋本町の商店街沿いで解体される家が現れました。更地になった土地が緑色のフェンスで囲われ、道路予定地という看板が立つのを目の当たりにした時、今まさに新たな道路が作られつつある瞬間に居合わせていたんだ!ということに気づきました。

なんともちょうど良いタイミングで記事を書き始めたもんだと、一年を振り返ってそう実感しています。今後も自分が通える範囲にある事業化されている道路についてはレポートしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


前置きが長くなりましたが、補助第73号線でここ最近開発の進んだ敷地を紹介したいと思います。

[池袋本町周辺 用地取得状況マップ] ※クリックすると拡大します。

今回紹介するのは三か所。地図上で(1)~(3)の番号と黄色の塗りに赤枠をした土地です。
なお、前回掲載した図では(1)とその周辺の塗りに誤りがありました。お詫びいたしますm(_ _)m

(1)道路用地は黄色い線から左側部分

こちらは元のお宅の土地全体ではなく一部だけがかかっていたというケースで、立ち退きではなく残った土地に建て替えを行っています。(建て替え部分に関してはぼかしをかけています)
こういったケースでは赤い丸のマークのハウスメーカーさんをよく目にする気がします。

(2)

こちらは前回もお伝えしたことのある場所ですが、2つの敷地がまとめられ緑のフェンスで囲われました。

(3)

分譲住宅だった3つの土地がつながりました。

個々の取得用地がつながり始め、点が線に成長しつつある様子がうかがえました。

また変化がありましたら、ある程度まとまった段階でレポートしたいと思います。

前回の記事>補助第73、82号線 用地取得状況まとめ(2016年10月)

十条駅東側のまちづくりについて

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十条駅西口の再開発ばかりが目立つ十条駅周辺のまちづくりですが、実は駅東側でも『十条駅付近沿線まちづくり』という名称の整備計画が策定されています。


実際はもう少し南北に対象エリアが広がっていますが、駅付近については、この薄赤く塗った範囲が『十条駅付近沿線まちづくり』の対象になります。

「賑わいの拠点の整備」を目的として以下のような基本方針が示されています。
1 東口駅前の基盤整備
 駅前にふさわしい広場、歩道、道路の整備を行う。

2 安全で良好な環境の住宅地形成
 防災性・住環境の改善をはかるため、老朽住宅の共同建て替えを推進する。
 まちの顔にふさわしい街づくりを行う。

現在のところ具体的な計画として決まっているのは、埼京線東側の側道と、1から3までの主要生活道路の整備です。(主要生活道路4というのもありましたがどうやらそちらは廃止されそうです。) 共同建て替えによる再開発建築も計画されているとは思いますが現在のところ情報は出てきていません。

現地の今の様子を紹介します。

[十条駅南口の現状]

現状は駅の改札口として最低限の機能があるだけで、交通の結節点と言うにはほど遠い状況です。
将来的には鉄道の高架化と同時に、自動車が相互通行できる側道と駅前広場が整備され、タクシーや送迎の車が駅前に入ってくることができるようになるでしょう。

[駅前広場になると思われる敷地]

駅前に6階建てのマンションがあるのですが、その東に隣接する土地は以前から空き地のままになっています。上の図で「交通広場?」と文字が書かれている場所がちょうどここにあたります。
駅前ロータリーとしては少々手狭ですが、タクシーが回転できる程度の広さはあります。

[主要生活道路予定地]

演芸場のある十字路の一角です。(向いてる方向の反対側に篠原演芸場があります。)
2016年に角に建っていた建物が解体され道路用地が確保されました。

[公園予定地]

上十条一丁目の公園予定地です。写真はその西端になります。
ここから東の奥の方まで細長い空地が続いていて、すでに用地は確保されているように見えます。

まだ始まったばかりの計画ですが、ちらほらと実行に移されている様子がうかがえました。
池袋方面に向かうために時々通りますが直線で行ける道が無く、幅員も狭く、交通の面でも防災の面でも不安を感じる街並みです。
現在計画されている道路だけでは正直なところ不十分に思えるのですが、最低限計画の内容だけでも早期に実現されることを望みます。


西口再開発についてはこちら>十条駅西口地区市街地再開発の縦覧

十条駅西口地区市街地再開発の縦覧

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十条駅西口地区の市街地再開発組合設立認可申請に係る事業計画の縦覧
が、1月4日~18日に行われているとのことで行ってきました。

(十条駅西口再開発相談事務所 付近の様子)


春までには本組合が設立されるということで、これでいよいよ事業が実行に移されますね。
都内のほかの事業地を見ると本組合設立までくればほぼ実現していますので、5年後の2022年には十条の駅前が新しく生まれ変わっていることでしょう。

下に再開発相談事務所でいただいたパンフレットを掲載します。 (クリックすると拡大します)

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あと住宅フロアの平面図のラフを書き写させてもらったので、それを清書したものをアップします。 正確さは全く保証できませんので大体こんな感じかー、程度で見ていただければ。


タワーマンションでも北側はコアを設けたり、空間を開けたりすることがありますが、こちらは完全にぐるっと一周住戸が配置されてます。540戸を40階建ての中に詰め込まなければならなかったので北側を開ける余裕はなかったんでしょうね。
なお予算的には総事業費と補助金などから換算すると、ハード部分だけでも一戸あたり平均4000万は下らない計算になります。マンションデベロッパーは利益を出す必要がありますし、広告費、その他を勘定するとなかなかのお値段になりそうです・・・

今年は権利変換などで外からの見た目はしばらく変わらないでしょうが、なにか動きが見えてきましたら続報お伝えしようと思います。

補助第73号線については過去記事でたくさん紹介してますのでよかったらそちらもご覧ください。
・73号線記事まとめ(その1) ↑古い
・73号線記事まとめ(その2)
・73号線記事まとめ(その3) ↓新しい

検索タグ:十条 再開発 道路 立ち退き 補助73号線

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